須藤製作所の強み

  お客様のゼロからのご相談に、卓越した技術力でお応えします。 有限会社須藤製作所は、電子部品のプレス金型製作・加工のプロフェッショナルとして、40年近く時代のニーズに対応し、お客様に満足していただける製品を供給し続けています。おかげさまで、そのなかから当社にはいくつもの強みが生まれました。

金型部品公差レンジ3ミクロンの超精密加工

電子部品のニーズは、時代とともに「より薄く・より細く・より小さく」へと進んで参りました。当社の歩みも絶えずこれに即応し、自動車部品やカメラ、オーディオ機器などを経て、今では携帯電話関連の極小部品が主力かつ得意分野となりつつあります。

当社では、最大素材板厚3.4mmまでのプレス金型製作・加工が可能です。
また、薄板コネクタなど、0.03mmの薄さでプレス金型製作・加工ができる競合他社はあるものの、それを広い幅で仕上げることができるところはそれほど多くないはずです。当社は、幅55mmまでの製品が製造可能です。

卓越した技術力

今や携帯電話でテレビも見られる時代。これを可能にしたのはワンセグ用の外部スリムアンテナです。ここには当社のバネやホルダーなどの極小部品が採用されており、その技術が遺憾なく発揮されています。

外部アンテナのヒンジは、これまで旋盤加工、いわゆる「ひきもの」が中心でしたが、当社では冷間鍛造プレス加工で製造することに成功。これにより、生産効率の向上はもちろん、品質やコスト面でも大きなメリットが生まれ、今では、3大メーカーの携帯電話にも採用されています。

FA分野でも、主に船舶向け低圧気中遮断器(ブレーカー)に、当社の部品が使われています。コネクタ業界の考え方・発想をもとに、スペックや遮断する電流の容量を変えず、それまでの大きさの1/3に小型化することに成功。今では船舶用ブレーカーとして広く使われ、国内外問わず普及しつつあります。

ゼロからの開発に応じる提案力

当社では、いただいた図面から型を起こすだけでなく、手作り試作をする前のゼロに近い段階からご相談に応じています。たとえば素材探し。携帯電話のアンテナには、従来ベリリウム銅合金が使われていました。しかし、欧州などでは法対応や安全衛生といった面から、使用が控えられる傾向にあります。

こうした課題・要望に対しても当社は先駆的に取り組み、すでに他の素材による同等性能の製品を開発。量産を実現させています。
また、メッキ済み材料をプレス加工する場合、往々にして曲げ接点部に微細クラックが入りがちです。しかし当社では、お客様のご要望にお応えして、同じ素材でもメッキに適した独自の処理を素材に施しメッキ処理することで、耐剥離性の高い製品を製造しています。

このように、当社は、お客様の製品開発の強力なパートナーとして、積極的に調査・研究・提案をしています。